京都では送り火の日(いわゆる大文字焼き)に出かけたのだが、前日の古本祭り同様に町は人影もまばらだ。映画館も同様で、さすがに実家で過ごす人が多いのだろう
第5部は第23話「ニュータイプの音」から第26話「大地に立つ」まで
展開は事前に宣言された通り同じなのだが、第4部までの積み重ねがあるので、同じ行為でも意味合いが変わってくる
ベルリがロックパイのガイトラッシュを撃破する場面は、テレビ版ではお互いの性能がエスカレーションしての結果といった感じだったが、劇場版だと第4部でフォトン・トルピードで惨劇を起こしているので、いわば自覚した上で決断だった
オーバースペックの機体を預かる責任として、なるべく戦死者を減らし、姉に協力して戦争を止めようとするが、無情にもお互いが戦えなくなるまで行ってしまうのは、TV版と同様だ
マスクとジット団の連合については、アイーダの台詞で、地球の事情を知らない純情なジット団をクンタラの怨念で動くマスクたちが利用したら、とフォローがあった。テレヒ版でわかりにくかった複雑な情勢は、局面ごとに説明台詞があって把握しやすくなっている
後半になると、なんのために戦うのか、という理性が遠のいて、お互いの情を剥き出しにした修羅場へとなっていく
強調されるのは、性能面でマウントをとった時のドヤ顔であろう
ガイトラッシュのロックパイしかり、ユグドラシルのバララ・ベオールしかり、新作画で描き足された場面は迫力があり、見せ場となっている
そして、それが引き起こす事態は悲惨の一語であり、情に翻弄される人間に兵器を持たせればどうなるか、作品の主題をストレートに表している
ではそうした惨禍をどうすれば防げたかというと、第5部の時点ではすでに厳しい。アイーダが亡くなった養父(スルガン長官)へ贈った言葉に、軍の司令という立場でしか物を考えられなかったという厳しい指摘があった。各陣営の責任ある人々が、立場に縛られて視野を狭くしたことが、戦争から抜け出せない状況を招いた
組織の一員である前に1人の人間としてどう考えるのか。それこそ作品にこめられた、全体主義に陥らないためのヒントとなるはずだ
TV版の感想でベルリとマスクのMS戦が引き分けに終わったあと、2人が顔を合わせなかったのが物足りないと書いてしまったが、劇場版で激しくぶつかった場面を見た後だとそれも納得できた
マスクは大気圏突入時にマニィと助け合うことで、一度マスクを外しすでにルイン・リーに戻り始めている
彼はベルリに「独裁者になる素質がある」と言い放つが、むしろルインのほうがそうで、ブーメラン発言である。そういう妄執に囚われなければ、ベルリと戦う理由はない
妖精ベルリにマスクを砕かれて、野望も霧消したとあっては、むしろ合わせる顔がないだろう
いったん戦争が終わればあの憎しみはどこへやら、本来なら国際手配されそうなフラミニア先生もヘルメス財団のラ・グー総裁に大使に任命される。ようやく、不平分子を懐柔する政治の季節がやってきた
ズッキーニ大統領への天誅(あれで生きてるらしい)とか、戦争モードのときは一大事件になるはずだが、ギャグ(?)で済ませられるのも平時であるからこそ
ケルヴィスの恋が成就したり、エンドロール後にノレドがベルリの旅に追いついたりと、それに至る過程は過酷でも、ここまで丸く収めた富野作品もそうないだろう(『ブレンパワード』ぐらい?)
テレビ版の最終回が残念なぐらい忙しかったので、作品が本来の力を発揮したエンドを迎えられて本当に嬉しい
5部作ちゃんと作られると思っておらず、それが完成されたことが驚きだった。第1部・第2部は上映してくれる映画館が少なかったが、だんだん増えていったところは、富野人気の根強さを感じさせた。数においてガンダムのファンのほうが多いかもしれないが、そうでない人にも注目されているのだ
あの『∀ガンダム』でも劇場版が二部作であったことを考えると、アニメの存在感が社会のなかで増していく時代の変化を感じた
そして実際に出来上がった劇場版はというと、見事「ガンダムを知らない人でも見れるガンダム」に仕上がっていた。『∀』と並んで、人に勧められる作品になったのが、繰り返しになるが嬉しい
はたして、これが富野監督の最後の作品となるのか。80歳のジジイに何を作らせようというのかと、どこかのインタビューで語っていたが、同世代の宮崎駿監督が鋭意制作中となれば……
前作 【映画】『Gのレコンギスタ Ⅳ 激闘に叫ぶ愛』
TVシリーズ 【配信】『Gのレコンギスタ』 第1話「謎のモビルスーツ」 第2話「G-セルフ起動!」
【同梱発送も可能です】
●バンダナ3枚まではスマートレター(180円)
●バンダナ4枚から10枚まではレターパックライト(370円)
●バンダナ12枚以上ではレターパックプラス(520円)
にて承りますので落札後にまとめて取引きのお手続き、もしくは取引ナビからのメッセージにてご連絡をお願い致します。
RN14193のアメリカ製のビンテージバンダナです、片耳のFAST COLOR表記で普段使いやコレクションにもオススメです、お探しの方はいかがでしょうか。
ブランド : RN 14193
製造国 : MADE IN USA
素材 : COTTON 100%
カラー :レッド/ブラック/ホワイト(2枚目の写真よりも暗めのレッドです)
サイズ : 約 55cm × 54.5cm
状態 : 四隅に若干のほつれと、写真のように色褪せと薄汚れ、生地の織りムラがありますが他には目立ったダメージは見当たりません。 ビンテージバンダナ特有のソフトな手触りで雰囲気が良いです。 ノークレーム・ノーリターンでお願いします。
発送方法はスマートレター(180円)かレターパックライト(370円)で発送いたします、定型外郵便はお断りしておりますのでご了承ください。
◆注意事項です◆
出品の際はダメージチェックやサイズ計測等、慎重に行っておりますが手作業の為、若干のサイズの誤差やダメージの見落とし等が発生する場合もありますので御了承下さい。
落札後のキャンセルには一切応じませんので落札の意思があり、オークション終了後48時間以内に確実にご連絡が取れる方のみご入札ください。
新規の方はご入札前に質問欄からご連絡をお願いします、新規の方でご連絡頂けない場合や、悪い評価が多数ある方は当方の判断にて入札を削除する場合もありますのでご了承ください。
状態の良し悪しや、PC環境による画像の色合いの感じ方には個人差があります。 画像や説明文にて伝えきれない細かなコンディションや色味など、少しでも気になる点がございましたら必ずご入札前に必ずご質問ください。
USED品という事にご理解頂き、落札後はノークレーム・ノーリターンでお願いします。